「初めましてソータです」 観光協会が導入する案内役ロボット

観光協会が導入するソータ

 稚内観光協会は新規事業のDX(デジタル革命)の推進として、観光案内の役目を担うコミュニケーションロボット「Sota(ソータ)」を導入する。全国の観光協会で初めての取り組みに担当者は「インバウンド(外国人旅行者)対策などに役立てたい」としている。
 この3年以上、コロナ対策で海外からの旅行者は制限されていたが、今年4月29日以降水際対策としてのワクチン接種証明書や陰性証明書が入国時には不要となり、稚内にも5月GWから外国人旅行者が増えてきた。
 NTT東日本が販売するソータは身長約28㌢、体重約800㌘で上半身と首、腕が動き、頭や胸部にカメラ、マイク、スピーカーが搭載され、スマホの電波通信を利用して対話や写真撮影、パソコンなどを使った遠隔操作を行うことができ、対面でしりとり英語と日本語を話せる。ネット環境を整備して今後は協会横の観光案内所にインバウンドコーナーを設け、ソータを配置する。
 担当者は「専用ソフトを使ってアップデートし、様々な言語を話せるようにし外人旅行者だけでなく、国内の旅行者にも観光案内できるようにしたい」と意気込んでいる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です