マガン一斉に飛び立つ 大沼 1万羽以上群れをなし
GW中、渡り鳥の中継地となっている大沼で、北帰行の旅に向かうマガンが沼や牧草地から飛び立つ迫力ある光景が見られた。
本州で越冬したマガンは繁殖地のシベリアに戻るため美唄市の宮島沼などを経て、道内最後の休憩地となる大沼に集まる。今年は4月後半から飛来数が増え、ピーク時には1万羽以上が群れをなし、早朝などに一斉に飛び立った。
野鳥の生態に詳しい人によると、マガンはキツネなどの天敵に襲われるリスクを減らすため群れとなる。
GW後半に大沼からマガンの群れが一つの生き物ように飛び立つ光景を見ていた野鳥愛好者は「地響きのような迫力ある羽音には驚き声も出ませんでした」と話していた。
GW明けた7日以降、マガンは殆ど飛び立ってしまい、8日現在、ハクチョウは10羽まで減っている。