車両破壊訓練行う 消防署が事故など有事に備え

 稚内消防署は8日、消防庁舎の車庫で車両構造に関する講義と車両破壊訓練を行い、消防隊員が事故対応へのスキルアップに努めた。
 消防救助資機材などを取り扱う専門メーカー「帝国繊維」(本社・東京)の協力で行われた訓練には、稚内消防署の第一・二救助隊18人はじめ豊富、猿払の隊員合わせて26人が参加した。
 庁舎内で車両ガラスの違いなど最新の車両構造に関する講義を終えたあと、車庫内でメーカーから提供された車を使用し、油圧救助器具を使ってドアやボンネットなどを破壊。メーカーの担当者から「車両の構造を見極めことでスムーズにドアなどを取り外せることができる」などとアドバイスを受けていた。
 本川消防長は「隊員のスキルアップに繋げることができた。現場で役立てていきたい」と話していた。