宗谷岬周辺整備 本腰へ 市議会総務経済常任委員会
25日、市正庁で市議会総務経済常任委員会が開かれ、市の人材育成基本方針(調査)サハリン事務所の移転、宗谷岬周辺の魅力創出基本構想(報告)の三項目を審議した。
人材育成基本方針については市川正和人事厚生課長から説明があり千葉一幸議員(志政会)が縷々質問するなか「現場から声が上がる空気感が必要で、風通し良い職場評価、すなわち〝366度評価〟をし、人事に透明性を持ち実施すべきだ」とし、更に「市民が市に対し持つ考えや感情にも配慮し、行政力向上を図るべきだ」とも今の職員評価の仕組みを暗に批判した。
これに対し田中克良企画総務部長は「市民の声を吸い上げる態勢は整えており、研修会が職員の負担になっているとしたら遺憾なことであり(職員)資質の向上に努めたい」と答えた。
サハリン事務所移転については青木秀貴交流推進課長が報告し「総領事から日本の事務所が一カ所に集合したのは喜ばしいこととの言葉がありました」と話していた。
宗谷岬周辺の魅力創出基本構想概略は阿部徹観光交流課長が「観光客の満足度向上とリピート率拡大、滞在日数の長期化と域内消費の拡大に向け策定した魅力創出基本構想に基づき多くの人が訪れたくなる宗谷岬めざし対策を講じて行きたい」と話し、基本構想の内容について説明していた。