有事に備え図上訓練 振興局、自衛隊、稚内署など参加

 宗谷総合振興局は24日、宗谷合同庁舎で災害応急対策に係る訓練を行い、万が一の災害に備えた。
 人事異動で職員が入れ替わる4月に管内で起こりうる災害に備え実施している訓練は、23日、24日の2日間日程で行われ、23日は稚内市社会福祉事業団、稚内地方気象台なども参加したオンライン講話が行われた。
 24日午前中、新採用職員を中心に指揮室の設置訓練、続いて午後から宗谷地方に台風が接近し、大雨、暴風警報、土砂災害警戒情報が発表されたことを想定した図上訓練が行われ、清水目振興局長や幹部職員、自衛隊、稚内署などから50人余りが参加し被害状況を共有し応急対策など講じていた。
 清水目振興局長は「新採用の職員を中心に初々しいながらも設営をすることで非常時態勢の段取りを確認できた。いざという時には関係機関と連携し、災害対応に当たりたい」と話していた。