時の話題 「推しツアーの体験観光」
9月中旬、北防波堤ドームで東京を拠点に活動する女性アイドルグループ「虹のコンキスタドール(虹コン)」が、全国各地から稚内に訪れたファン向けに開いたトークショーを取材する機会があった。
このイベントは稚内空港高度利用協議会と連携した全日空空輸(ANA)が、地方空港路線の利用拡大事業として実施したもので、虹コンとファンが稚内を巡る推し活ツアーとして、虹コンメンバー12人と全国各地からファン72人が稚内入り。2泊3日で宗谷岬や白い道、ノシャップ岬、ノシャップ寒流水族館など観光スポットを回り、パークゴルフでも交流した。
取材を通じファンの一人と深く話す機会があり、このツアーは1人当たり約13万5000円の旅行代金が掛かり、飛行機代は別料金。岐阜県から訪れたというファンは飛行機代を含めると20万円以上の旅費となったが「虹コンのメンバーと稚内旅行ができるなら旅費は苦にならない」と話していたのが印象的だった。
ツアーといえば綺麗な景色を見たり、食事を堪能するのが一般的だが、アイドルなどと時間を共有する推しツアーは、推しのパフォーマンスを間近で見られるだけでなく、ご当地グルメや観光を一緒に楽しむなど違う角度での体験観光の要素がある。
夏は涼しく避暑地として適した気候、冬は吹雪など厳しい気候が本州などの人達にとっては非日常的な体験となる。稚内には空路の東京直行便があり、北のてっぺんならではの強みを活かして観光振興を考えていきたい。


