認知症への理解深める オレンジフェスタ 高齢者に寄り添う街作り

 認知症などに関し理解を深めるオレンジフェスタが12日、市立図書館で開かれ、専門家を招いた講演会などで認知症になった高齢者らに寄り添う地域づくりについて考えた。
 市(長寿あんしん課)が主催し9月の認知症月間に合わせたイベントとして、会場には認知症サポーター養成講座、認知症などについて相談し合うオレンジカフェのほか、筑波大学でロボット研究し稚内に何度も訪れている三河正彦教授が人口減少や高齢化社会問題などを見据え、研究中のサービス型ロボットを展示し「球体型のロボットを使うことにより介護現場で外出が難しい高齢者の話し相手になったり、話す事で脳の活性化になる繋がる」などとの研究成果を紹介していた。

 認知症講演会では参加した市民100人余りを前に、フランスが発祥の認知症などの高齢者に対するケアの方法などを伝えるユマニチュード認定インストラクターの藤崎菜穂子氏が「ユマニチュード 優しさを伝えるケア技法」と題し、高齢者に〝あなたは大切な存在である〟ことを伝えるために①見る②話す③触れる④立つの4つの柱を重要視してケアすることを強調し「見る、話すは相手の顔と同じ目線でしっかり向き合い、相手の尊厳を守ることになる。ケアにより立つというのは寝たきりになった状態を防ぎ、歩いて足裏を刺激することで脳の活性化に繋がる」などと述べていた。