経済支える基盤強化など決議 北海道商議所大会 「世界に誇る稚内へ」と中田会頭

第74回全道商工会議所大会が3日、サフィールホテル稚内で開かれ、道内42会議所などから出席した360人が地域経済の課題解決を企図し更なる発展を誓った。
大会には道商工会議所連合会の安田光春会頭、道内各地の会議所会頭など役員、武部衆議、工藤市長ら来賓が出席した。
大会長の安田会頭は稚内は食と観光、再生可能エネルギーという地域の宝を磨き上げる取り組みを精力的に進め、地域の稼ぐ力の向上などに取り組んでおり同じ会議所の仲間として深く敬意を表するとし「本大会で決議頂いた後に42商工会議所が一丸となって実現に向け取り組みたい。1社でも多くの地元企業が成長機会に参画し恩恵を享受できる環境を整えるため、皆さんには力強い支援を賜りたい」などと挨拶した。
続いて中田会頭は「平成20年以来、18年ぶりの稚内開催で産業視察、懇親会など稚内・宗谷地域の魅力を十分感じられるよう取り組んできたとし、風は今や風力発電という新たな産業の創出に貢献する大きな地域資源となり宗谷グリーンデータセンター事業が始まることなどに触れ「世界に誇る稚内、道北地域のポテンシャルの高さ、カーボンニュートラルの活性化に大きく貢献する事業であることを認識しており、この大会が北海道全体の持続的な発展と経済及び社会の振興につながる契機になることを願っております」などと開催地の会頭として挨拶した。
続いて浦田秀行道経済産業局長、鈴木知事(代読西岡宗谷総合振興局長)、工藤市長、日本商工会議所の畠山一成常務理事が来賓として挨拶した。
引き続き▽景気・経済対策・プロジェクト推進▽中小企業対策▽地域振興対策など13議案、特別提案として▽北海道の産業活力を支える商工会議所経営支援基盤の拡充・強化についてなど2項目について決議。ユーラスエナジーホールディングスの加藤潤国内電源開発ユニット長補佐の「北海道における風力発電の現状と課題〜道北地域のポテンシャルについて」と題した特別講話を聴いた。
「宗谷岬ファームなど視察 全道商議所本大会前日の2日」

第74回全道商工会議所本大会を前にした2日、市内でゴルフ大会や産業視察など行われ、参加者が稚内の再生可能エネルギー産業などについて理解を深め交流した。
大会を前日に控えた2日午前中、稚内カントリークラブでゴルフ大会が行われた。
稚内、豊富で行われた産業視察には、稚内から石塚英資副会頭をはじめ、苫小牧、留萌旭川などの会議所から20人が参加し、一行は貸切バスで稚内メガソーラー発電所、宗谷岬ウインドファーム、樺岡ウインドファーム、北豊富変電所の順で視察した。
移動するバスの中では、市、ユーラスエナジーホールディングスなどから風力発電などの概要について説明を聞き、宗谷岬ウインドファームの視察では宗谷丘陵にそびえ立つ風車の建て替えに伴う撤去工事の様子を見ることができ、樺岡ウインドファームでは、100㍍以上の高さがある風車の真下で写真撮影をする姿が見られた。
留萌会議所から参加した男性は「稚内らしい四季や自然を感じることが出来た。風力発電は広大な土地があるからこその事業で、環境の観点など難しい点もあるが参考になった」と話していた。
夜にはサフィールホテル稚内で360人が参会した懇親会が催され、交流を深めたあと街に繰り出していた。


