信金加わり規模拡大 勇知地区 ジャガイモ栽培プロジェクト
山本建設を中心とした勇知地区でのジャガイモ栽培プロジェクトの2年目に向けた初会合が18日午後、稚高で開かれ、代表の菊池工会長は1年目に上質なイモが収穫できたことを報告した上で「2年目の今年は更に良いイモを勇知で作りたい」などと意気込みを語った。
若い人たちに栽培から収穫までの学習体験を通じ地域ブランドとして価値が高い勇知いもを伝える取り組みとして、昨年は種イモ200キロを植え、9月に1トン近くのイモを収穫した。
会議にはプロジェクトに参加した稚高、大谷高稚内養護学校、稚内南ロータリークラブ、わっかない勇知いも研究会の代表者ら10人が出席。北武建設の畑で今季は昨年より1・5倍の1800平方メートルの用地にキタアカリ200キロ、メークイン200㌔の種イモ計400キロを植えることを決めた。
今季から新たに稚内信金がプロジェクトに加わることになり、昨年は商業科だけ参加していた稚高は今年、新たに入学する1年生全員が稚内学に参加する予定にあり、種イモを植える時期については5月13日に予定し、参加人数が大幅に増えることを踏まえ5月中に数回に分けて植えることなども確認した。収穫は9月中旬〜下旬にし収穫祭も行う。
プロジェクトは農業の学びの体験や他校との交流と協力の大切さなどを目的としており、山本建設の菊池会長と大森薫社長は「勇知いもの価値を栽培を通じ皆さんで楽しく学び、他校の生徒同士の交流を大切にしていきたい」と期待を寄せていた。