総合開発計画実現に注力 林稚内開建部長 着任会見
稚内開建部長として着任した林憲裕氏(55)は「第9期北海道総合開発計画が4月からスタートした中、食と観光ゼロカーボンなど宗谷のためにあるようなものと感じており、計画の実現に向けて業務を進めて行きたい」と抱負を語った。
林部長は富山出身。平成5年に旭川開建に奉職し、小樽開建次長建設部道路維持課長など歴任。前任は事業振興部調整官。
宗谷への赴任は初めてで「風がここまで強いとは思いませんでした」と印象を話していた。
平成28年、寒地土木研究所寒地基礎技術グループ上席研究員を務めていた頃、数個の台風が上陸し、甚大な被害があった日勝峠の復旧に向けて予算や作業運営の指揮を取るなどの業務に当たり「東西を繋ぐ大動脈を復旧させるため、道内の建設業者などが協力しあったことが一番印象に残っています」と振り返っていた。
人と人の繋がりを大切に仕事することを心掛けているという林部長は「気象が変化していることへの対応や人手不足など対応を皆んなで考えて行きたい」と話していた。
趣味は10年以上行っているキャンプ。「GWには宗谷ふれあい公園で一泊しました。今度は森稚内林公園や浜頓別のクッチャロ湖畔でキャンプしてみたい」とキャンパー魂を覗かせていた。