樺太記念館など歴史探訪巡り 上勇知老人クラブの13人

 上勇知老人クラブが7日午後、樺太記念館と旧瀬戸邸=写真=を見学し稚内の歴史に触れた。お年寄りたちは「稚内の歴史を勉強できたので楽しかった」と話していた。
 市社協による市内の老人クラブを対象にした稚内市歴史探訪巡りを利用した上勇知老人クラブの山元正雄会長ら13人はマイクロバスで最初、副港市場の樺太記念館に立ち寄り、日本の領土だった時代の樺太の歴史について学んだ。
 旧瀬戸邸では常勤ガイドから昭和の宴を再現した大広間、稚内の底引き網漁の歴史、吉永小百合さん主演の映画「北の桜守」の撮影で2階の和室が使用されたことなどの説明を聞きながら邸内を1時間ほど見学した。
 山元会長は「樺太記念館や旧瀬戸邸は私たちの若い頃を思い出すような展示物があり面白かった。皆さんとの交流の場にもなり、また機会があれば見学したい」と話していた。