安全安心実感できる街に 稚内署 横山署長着任会見

 18日、稚内署長に着任した横山博暁氏(57)は「安全・安心が実感できる街になるよう署員一丸となって仕事をして行きたい」と抱負を語った。
 横山署長は札幌出身。北海学園大学卒業後の平成元年、札幌中央署を振り出しに千葉県警新東京国際空港警備隊、警察庁交通局、静内警察署長など歴任。前任は道警本部通信司令室管理官。
 稚内には初めての赴任で「地域の人が温かく迎えてくれたことが一番印象に残りました」
 生安、交通、刑事など全ての部署を経験しており、中でも札幌中央署で歯科医が専門外の医療行為を行った医師法違反の事件を捜査したことに「長期間に亘り専門的な事件を捜査するのは大変でした」と苦労話をし、スマホアプリのポケモンGOでながら運転による悲惨な交通事故が発生した際には、ポケモン(本社東京)とタッグを組み交通安全のポスターを作成する取り組みなどにも携わった。
 人に対し思いやりを持つことをモットーに業務に当たってきたという横山署長は「地域に密着した事案の抑止や子どもや高齢者が安全でいられるように努めて行きたい」とも語っていた。
 趣味はウォーキング。「着任早々に宗谷岬まで片道6時間掛けて歩きました。車と違って地域を歩くというのは警らの基本です」と話していた。