天北堆

 富磯小児童によるサケ稚魚の放流作業37年にもなりますか。月日が流れるのは本当に速い。それはそうと、これまで11万5000匹も放流しているのだから継続は力なりだ◆卵から体長3㌢に育てるまで慈しんできた稚魚との別れは辛いだろう。同じことが君達を育てる親の思いなのである◆一心に愛情をもって育てても大人になると子ども達は親元を離れ旅立たなくてはならないのは節理であり抗うことはできない。でも親になれば子どもを連れ戻って来る◆大海の荒波を越えサケが戻って来ること願っている。