防災対応力の向上図る 本川稚内地区消防組合消防長

 稚内地区消防事務組合消防本部消防長に就任した本川宏樹氏(56)は「稚内、猿払、豊富の3署と連携し互いの顔が見える関係を構築し、地域の防災対応能力の向上を図っていきたい」などと抱負を述べた。
 「人の役に立つ仕事がしたい」との思いから消防士を目指し稚高卒業後、東京消防庁に入庁。東京の消防署勤務を経て平成元年、稚内消防署に奉職。消防士長、警防第一課主査など歴任。前任は警防第一課長。
 消防生活36年間を振り返り平成14年に中央地区であった中央大火が「忘れられず思い出深い」と話した。
 第1・第2警報課を有する稚内消防署の消防強化については「火災、災害などに備え、日々の訓練を大事にしたい」と気を引き締める。今年は新たに3人の消防署員も加わり「遣り甲斐のある仕事であり、大切に育てていきたい」と話していた。
 妻との間に6年生になる一人娘がおり「バレーボールをやっているので、父親としてしっかり応援したい」と語っていた。