今度こそ豊富牛乳沖縄へ セコマ 昨日午後、空路送り出し

 豊富牛乳公社で製造された牛乳などの乳製品が9日午後、稚内空港から東京を経由し沖縄に空輸された。
 道内コンビニ最大手のセコマ(札幌)が全国的にも人気が高い道産品の販路拡大の取り組みとして、同公社製造の「北海道サロベツ牛乳」「北海道とよとみ生乳100%プレーンヨーグルト」など3商品を稚内空港から羽田空港を経由し那覇空港に空輸するもので、毎週金曜日に週1回のペースで約700㌔分を沖縄に送りスーパーで販売する。
 当初は今月2日に初便を予定していたが、悪天候で翌週に延期されていた(本紙既報)。
 9日午前11時過ぎ豊富から陸送された牛乳などは稚内空港に到着後トラックから航空機の貨物庫に積み込まれた。貨物を積み終えた東京便は午後1時過ぎ稚内空港を発ち、羽田空港を経由し沖縄には午後10時前に到着した。
 今回、空輸された商品は10日に沖縄のスーパー店頭に並んだ。ANAの貨物担当者は「今回は天候に恵まれ、空輸をスタートすることができました。セコマさんの取り組みがモデルケースとなり、稚内空港を利用した今後の貨物拡大につながれば」と期待を寄せていた。