稚内消防隊員が海で夜間潜水訓練 万が一に備えて実施

浮き輪で要救助者を助ける消防隊員

 稚内消防署隊員が26日夜、天北2号埠頭近くの船溜まりの海で夜間潜水訓練を行い、暗く視界が悪い海中での現場対応を確認した。
 4~12月まで天北船溜りなどで訓練を行っているが、冬に入る前の時期は夜間を想定した訓練を実施しており、潜水士の資格を持つ隊員や陸上班合わせて11人が参加した。
 水深3~5㍍ある海で夜間に海中転落したとの想定で訓練が行われ、潜水士の隊員が海面で救助を求める人を浮き輪を投げて救出する訓練、ブイを基点に海中で横一列で円を描くように行方不明を捜す捜索訓練など一連の流れを確認していた。
 署員たちは、有事に備えながら一つずつ手順を確認し連携力を高めようと懸命に取り組んでいた。
 27日夜には、別の隊員が訓練を行う。