【抜海漁港】 冬間近アザラシの群れ 12月には300頭にも

抜海漁港の砂場に集まるアザラシの群れ

 冬が近付き抜海漁港にアザラシが集まり始めている。
 年間を通して漁港近くに残っている定着個体は10数頭いるが、今月に入ってからサハリン沖など北方から回遊してきたとみられる群れが漁港内に出没するようになり、25日午前中には消波ブロックや砂場でゴロゴロ寝転んで寛ぐ個体、港内で泳いでいたものを含めると100頭近く確認された。
 漁業者にはサケやタコなどを食い荒らす厄介者だが、砂場での愛くるしく寛ぐ姿に、レンタカーで稚内を訪れたという札幌からの旅行者は「こんなに沢山いるとは。正直驚いています」と話していた。
 ピークとなる12月頃には300頭前後にもなる。