学食でホタテ定食 育英館大学 きょう試食会開く

 育英館大学で26日、11月上旬から学食で提供される新メニュー「ホタテフライ定食」の試食会があり、学生らが特産品の味を堪能した。
 育英館大学では、中国による日本産水産物の全面禁輸措置により影響を受ける漁業者の支援と、学生たちに地元特産品を知ってもらいたいと、宗谷漁協のホタテを食材にした定食を提供することにしている。
 26日、集まった学生や職員を前に佐賀副学長は「腕によりをかけて調理されたホタテフライ定食が学食の名物メニューになるよう願っております」、宗谷漁協の中井参事は「禁輸により厳しい状況となっていますが、地域の方に支えていただき感謝しております。今後は新メニューの開発も検討されているとのことで安定生産に努めて参ります」などと挨拶した。
 この日は、大きなホタテフライ3個の他に炊き込みご飯、小鉢などの定食が振る舞われ食べていた学生は「衣のサクサク感とホタテのプリプリとした食感がとても美味しいです」と話していた。
 定食は11月に仕入れるホタテ100㌔の冷凍保存したものが無くなるまで提供する。月曜日〜金曜日までの午前11時半〜午後1時(ラストオーダー午後0時半)。学生は470円、一般の値段は検討中。
 来年については5月以降に漁が始まってから学食でのホタテ提供を再開することにしている。