災害発生備え燃料供給訓練 きょう道内一斉に実施

 道と北海道石油業協同組合連合会の災害時燃料供給訓練が25日、道内一斉に行われた。管内では宗谷総合振興局、宗谷地方石油業協同組合など5機関・団体が参加し、情報伝達訓練が行った。
 道と石油業協組は平成23年、災害時における石油類燃料の供給等に関する協定を締結。また平成30年に発生した胆振東部地震を教訓に重要施設に対する優先給油などで合意している。
 宗谷では25日、地震の発生により大規模停電が発生し、稚内市エネルギーセンターの重油が枯渇したことを想定し訓練が行われた。
 市、石油業協組、瀬戸漁業、振興局が連携し、管内での燃料供給が困難であることから振興局(商工労働観光課)職員が、本庁に供給を要請するまでの手順を確認していた。
 訓練後、高田商工労働観光課長は「順調に訓練を終えることができ、今後も手順を確認して備えたい」と話していた。