世界的メーカー来市 児童生徒たち プロ仕様の楽器に触れる

 稚内信金南支店1階イベントスペースで25日午後、楽器のユーフォ(ユーフォニアム)やテューバの試奏・展示販売会が開かれ、吹奏楽部に所属する生徒らが本格仕様の楽器に触れた。
 先週末の23、24の両日に札幌で展示販売会を開いた世界を代表する楽器メーカー「ビュッフェ・クランポン・ジャパン」(東京)と親交がある稚内吹奏楽団副団長の中山亮さんの「折角、北海道に来たついでに稚内の子どもたちに本物の楽器に触れさせてあげたい」との思いを聞いたメーカー担当者が快諾し、稚内で初めて試奏・展示販売会を開いた。
 会場にはプロが使う450万円ほどのテューバなど楽器10数点が展示され、試奏を体験した吹奏楽部に所属する潮見が丘中3年生の女子生徒は「音に深みがあり、吹きやすい」稚高1年生の女子生徒は「学校で使っている物とは別物。音が綺麗」などと目を輝やかせていた。
 生徒たちが嬉しそうに楽器に触れる姿を見守っていた中山さんは「本物の楽器を知ることで、これから吹奏楽を続ける上での目標を持ってほしい。この機会をつくって頂いたメーカーさんに感謝したい」と話していた。