サケ釣りルール守って 稚内市、宗谷漁協など 東浦漁港などで注意喚起

 稚内市や宗谷漁協などが25日午後、3漁港で秋サケ釣りでのマナー向上を促す啓発をし、釣り人に注意を喚起するチラシを配って歩いた。
 8月後半からサケを求めて多くの釣り人が集まっている一部の漁港では迷惑駐車やごみのポイ捨てなどマナーの悪い釣り人がおり、近隣住民からクレームが出ていることから釣り人が特に多い東浦、宗谷、富磯の順で漁港を回った。
 東浦漁港では釣り人10人余りに対し、漁港管理者の宗谷総合振興局水産課、稚内市、宗谷漁協、稚内署など職員12人が「漁業活動の支障となる場所での釣りや迷惑駐車、ごみ等の不法投棄は行わないように」などと書かれたチラシを配り啓発していた。

「地方から多くの太公望 サケ釣り本格化」

 秋サケ釣りが本格化し、釣りスポットになっている西稚内漁港などでは地元だけでなく栃木、札幌、函館など地方から来た釣り人で混雑している。
 26日朝、札幌など道内だけでなく、愛知、水戸、姫路など道外ナンバーの車も目立ち50台以上が駐車し混雑していた。
 釣り人が集まる港ではごみのポイ捨て、汚物の排出など近隣住民からクレームがある。25日に宗谷岬方面で啓発活動した稚内市は、27日午後に市街地の港でもマナー向上を呼びかける啓発を行うとしている。