時の話題 「夏深し」

 きょう8日は二十四節気の「立秋」。秋が立つわけだから夏から秋に季節が移ることになるのだが、現実は夏たけなわであり秋というのに早い。
 この辺りの二十四節気感は本州などは別にし稚内では近く、昔からお盆を過ぎると秋風が吹くと言われていたものだが、今年はどうなのか。異常な進路の台風6号からの南寄りの強い風が本道に停滞する前線に影響を及ぼし稚内では折悪くみなと南極まつりが雨に祟られ、5日夜のてっぺんおどりと南極おどりが順延されるという憂き目に遭うも翌6日には肌寒かったものの天気が回復し終了した。
 コロナ禍によって3年間中止されたが4度目の正直宜しく、次の季節つまり冬に向け居住いを正す祭りが開催されたことは喜ばしいことだ。
 ラニーニャからエルニーニョと変わる潮流下の天候模様のなか、エルニーニョは日本列島に僅かながら涼しさを提供してくれる。秋に向かい涼風を運んでくれるのは有難いことだが、この北の地にあってはどうなのか。
 前年度、100億円以上の取扱量を記録した宗谷漁協のホタテを中心にした生産額は、福島第一原発から出る放射能汚染水を海に放出しようとする日本の動きに対し中国は強く反発し、日本からの輸入品を極力抑え込もうとしているので打撃をくらい減少するのは必至の状況にある。
 観光客は確かに増えているが、ホタテ生産に太刀打ちできるものでなく、食品販売ではローソンショックも。
 ポテンシャルほど稚内の将来を楽観視できないというのが現状でなかろうかね。