「医療守るよう努めたい」 板坂市立病院事務局長

 市立稚内病院の事務局長に就任した板坂篤樹さん(56)は「市民の命を守るため欠かせない病院。院長のもと職員一丸となって努力したい」などと抱負を述べた。
 稚内北星短期大学卒業し平成元年に稚内市に奉職。土木課長、都市整備課長、くらし環境課長、議会事務局庶務課長など歴任し前任は生活福祉部副部長。
 短大で情報メディア学部で学んでいたことから市役所に入り電子計算課に配属され、平成4年からITなど情報分野などに15年間携わり、印鑑登録システム導入に奔走し「地道な作業でしたが、とても勉強になりました」と振り返った。
 2次医療圏の拠点である市立病院について「地域医療をしっかり守りたい。勤務医など医師はけっして足りている状況ではないが院長や医療関係者と協力して少しでも医師が増えるよう頑張っていきたい」とし、長い待ち時間など市民の不満には「今の病院規模でハードの整備は難しい部分はありますが、最近導入した発券機などソフトの部分で少しでも改善したい。市民の皆さんに寄り添った病院運営に努めたい」と話していた。
 趣味はサウナと温泉「週1、2回市内の温泉に行きます。秘境的な温泉にも行ってみたい」と。