【市議会一般質問】 観光産業で経済効果347億円 市立病院改築も俎上に

 市議会は28日、川崎真哉、栃木潤子、平尾護、近藤文恵、安藤秀明の5議員が一般質問した。
 川崎議員(市民クラブ)からは、観光客が利用する公共施設の現状と今後の観光施策、市立稚内病院・こまどり病院の将来計画などへの質問があり、工藤市長は観光産業の経済効果について、昨年度の稚内市の観光入込数は44万8600人で道内、道外客に分け単価で算出した結果、経済効果の総額は直接及び間接的な波及効果を合わせ約347億円に上ることを示した。観光客が利用する公共施設の中で経済効果がある場所への質問に対し、代表的な施設でJR稚内駅やバスターミナル、観光案内所、飲食店、土産の購入が可能なキタカラ、温泉施設や特産品が購入できる副港市場などを挙げた。
 今後の観光施策では、きた北海道DMOを中心に関係団体と連携を図り、観光客の誘致に向けた取り組みを一層推進したいと述べた。
 市立稚内病院については、人口減少や疾病ごとの患者数の変化などに合わせ、この地域の将来の望ましい医療提供のあり方を同院を中心に市内の各病院、診療所などを含めた体制など様々な検討を進めるため昨年から地域医療などに関する調査を行い、それらをまとめて今後の基本方針を策定するための基礎作業を進めているとし、市立病院については確保すべき機能、適性な規模を整理し、改築についての議論を進めて行かなければならないと答弁した。
 栃木議員(自民政友会)は6次産業化の推進で稚内ブランドからみた将来性、稚内市における廃棄物の現状などについて質問した。

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