旧瀬戸邸の有形登録10周年祝う 92人来場し邸内を見学

1階大広間を見る道外観光客

縁側で抹茶を飲む高齢の夫婦

 国の登録有形文化財の登録から10年が経った旧瀬戸邸で25日、記念イベントが開かれ、来館者はスタッフから振る舞われた抹茶を飲み邸内を見学した。
 旧瀬戸邸は、稚内機船漁協組合長で瀬戸漁業創設者の故瀬戸常蔵氏が昭和27年に建てた個人住宅。2013年6月23日に稚内で初めて有形文化財に登録されて以降、市の観光施設として人気を呼び、この10年で8万人が来館している。
 10周年を祝うイベントとして、茶室で数量限定で抹茶が振る舞われたほか、先着30人に稚内市のゆるキャラ「出汁之介」のキーホルダーがプレゼントされた。
 観光客や市民ら92人が来場した中、三重県から家族3人で訪れた男性は「稚内の水産の歴史を知ることができました。本当に立派な建物ですね」と話し、縁側の喫茶コーナーで抹茶を飲んでいた市内の80代夫婦は「庭園を見ながら飲むお茶は美味しいです」と満足していた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です