時の話題 「水道週間」

 人間にとって欠かせないのは水であり6月に入り7日まで水道週間が展開されている。今年第65回の週間スローガンは「水道水安心・安全これからも」。
 稚内市水道事業(稚内市振興公社協力)は週間中、午前10時~午後4時まで萩ヶ丘浄水場を市民に一般開放するので行ってみたらいかがか。
 水道週間は1959年、当時の厚生省によって制定された。国民全般の水道についての理解と関心を高め、特に飲料水と家庭用水に対する認識を高めることを目的としており1回目は7月25~31日まで実施されたが、60年の2回目からは6月に変更し第6回(64年)から今の期間で周知・啓発事業が全国的に行われるようになった。
 冒頭記したよう水が人間にとって不可欠なことは論を俟たない。食べること含め飲食は人間の命に欠かせず、平等に与えられなければならないが、地球温暖化などにより世界各地で干ばつが起き農作物を育て収穫することができず、人間など動物は水さえ飲めない状況を生んでいる。
 日本では災害や水道管老朽化により飲料水を確保できないことはあるものの、世界に目を広げればそんな易々と手に入れることができないのが水である。
 地球上ではいずれ農作物など食料品の争奪戦が行われるとの予測あるも(現実、既に争奪が行われている地域がある)、日本では杞憂に等しいとの呑気な人もいるようだが、中国の北海道の土地を漁っているとの報道に接するに至っては絵空事ではない。
 潤沢に提供される水に感謝すると共に節水心掛けるようしたい。

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