時の話題 「取捨選択」
選挙が近付いてくると何やかやと街の雀がはやし立てるもので、先日、小社にも新庁舎建設地のことで不正があったとの電話があったそうだ。
筆者が聴いたわけではないので「そうだ」という表現にしたが電話を取った社員が市の担当職員に確認するなどしたところ「そのような事実はない」との結論に至ったようだ。
来春の統一地方選を前にこの種の話は巷間話として出てくるのだろうが、それはそれとして一人が一人に話し次から次へと伝わって行くので、この種の噂話を筆者は「ネズミ算式会話」と呼んでおり正に人の口に戸を立てられないということになるか。
余程のこと、つまり負け戦になろうかと心配している御仁には不正なる事をしようかと邪心が働こうかと思うも、ほぼ100%勝ち戦になる候補予定者が危ない橋を渡るはずがないとの結論になる。
ただ人間には魔が差すこともあるので、小社としては検証して行かなくてはならない。
商売柄、人を誹謗中傷する類の投書が少なからずある。ほとんどアングラのがせ種なのだが、100の情報のうち1つは真実もあるので時間はかかるが、念入りな取材活動は欠かせない。
稚内でも市職員が絡んだ水道汚職事犯、パチンコひまわり事件、ウエンナイ川沿いの出店問題などあるも事案を暴く端緒になったのは今回のよう一般市民からの情報であり、新聞は媒体となっただけであり市民の正義感が全てであった。
情報を端からむげに扱うことはしたくないが、提供者に匿名が多いのが難点だ。