全道平均上回る勢い 原田保健所長が管内の感染状況報告

 原田稚内保健所長は1日、宗谷管内の1月の新型コロナウイルス感染状況などについて会見し、家庭内での感染が目立っていることから、感染対策の継続を求めた。
 管内では、1月一カ月間で282人が感染し、25〜31日までの1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は319・5人と過去最高となった。札幌市を除く全道平均を超えている状況にあると報告し、31日現在の病床使用率は12%で管内外の病院で7人が入院、自宅療養263人、宿泊療養4人いることを明らかにした。
 25日から1週間で感染した204人のうち感染経路不明者は54人おり、現在は家庭内や会社での感染などが目立つ状況にあるとし、「感染力が非常に強く、感染者が増えることで医療従事者への感染や医療逼迫が懸念される」と話していた。
 管内で感染拡大していることについて、人が集まる場所が限られていることや気候から寒気が難しい状況にあることが要因だとし「マスクの正しい着用、換気を徹底するなど対策をしてほしい」と改めて呼び掛けていた。

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