ホタテ業者の話聴く機会を 成澤振興局副局長

 宗谷総合振興局の副局長として着任した成澤直人氏(51)は「自然と食の豊かさを活かした取り組みを肌で感じ、現場に住んでいる人の話を聞いて仕事に繋げて行きたい」と抱負を語った。
 成澤副局長は帯広出身。山形大学を卒業し平成7年林産試験場を振り出しに奉職。水産林務部林業土木課主幹、日高振興局地域産業担当部長など歴任。前任は水産林務部総務課企画調整担当課長。
 宗谷には初めての赴任で「雄大な自然と豊かな食など強みが明確に表れている地域と感じております」と話していた。
 水産林務での業務が長く特にALPS処理水の問題については「関係者の大変さを身に染みながら仕事に努めてきた。影響を受けているホタテなど主要産業の関係者の話を聞く機会をたくさん作って行きたい」と話していた。
 全国での地震など自然災害が多発する中、振興局でも災害対応に力を入れていることから「防災対策など、引き続き取り組みに力を入れて行きたい」とも語っていた。
 趣味は食べ歩きと読書。「ソウルフードなど宗谷の美味しいものを楽しみたい」と話していた。