今年初めて海で実施 消防署隊員 潜水訓練し連携確認

 稚内消防署隊員が19日、天北2号埠頭近くの船溜まりの海で今年初めて潜水訓練を行い、現場対処法を再確認した。
 昨年12月以来4カ月ぶりになった海での潜水訓練には、潜水士の資格を有する隊員ら10人余りが参加。人が海中転落したことなどを想定し、隊員たちはブイを基点に海中でロープを持って横一列になる捜索訓練、岸壁で待機している陸上班と情報を共有しながら夏場の水難事故に備え本番さながらに救助の連携を確認した。
 潜水士の資格を取得したばかりの20代隊員は、ベテランの先輩隊員からプールや訓練棟での訓練とは違う、海での注意点を教わりながら訓練に取り組んでいた。
 今年3月にはノシャップの恵山泊漁港で海中転落事故があり、潜水士が出動した。今後は海での事故が起こりやすくなることから訓練を通し隊員同士の連携力を高め有事に備えたいとしている。
 前日の18日も同じ場所で別の隊員が訓練を行った。

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