店舗に名産品コーナー 稚内市とセコマ きょう包括連携協定結ぶ

 稚内市と大手コンビニチェーン店「セイコーマート」を運営するセコマ(本社・札幌)が25日、包括連携協定を締結した。道内の自治体では26ヵ所目となるまちづくり協定を交わした。
 双方の機能を効果的に発揮することでの将来に向けたまちづくり協定として、両者は地域ブランドの向上と産業振興への協力、次世代の子供たちの成長を応援する街づくりなどの連携事業を展開し、セコマでは稚内市内18店舗で稚内の名産品コーナーを設けて稚内ブランド品などを販売することにしており、協定を機に今後、道内外の観光地にある店舗でも売れ筋の稚内の商品を取扱いたいとしている。
 市役所で行われた協定締結後、工藤市長はセコマとは2004年に災害協定を締結を交わしたことに触れた上で「セイコーマートさんは市民生活の側にある存在。今回の協定は行政だけでなく市民にとって喜ばしいことです」、セコマの赤尾洋昭社長は1990年に稚内で第1号店を開業したことを振り返り「稚内ではオーナーさんと共に33年間経営を続けさせて頂いています。宗谷の商品は素材が持つ美味しさで今後の可能性を感じています。市民の皆さんとの協同を更に促進していきたい」と述べた。