地域医療の充実など 宗谷総合開発期成会 振興局、開建ほか海保にも

 宗谷地域総合開発期成会(会長・工藤市長)は6日午後に稚内海保、7日には宗谷総合振興局と稚内開建に対し、宗谷地域の産業・経済の更なる発展のための基盤整備、課題事項などを要望した。
 昨年4月、知床岬付近海上で観光船の海難事故が発生したことを受け、新規要望として稚内海保(海上保安庁)に対し宗谷海域での海難事故発生等における救助・救急体制の充実を求める要望書を工藤市長が、荻野和之稚内海保部長に手渡した。
 国への要望事項として、国道の整備促進、宗谷本線の維持・存続に向けたJR北海道等への支援、空港の整備促進等、社会資本整備に係る予算確保など14項目。道への要望は防災対策の推進、エゾシカ・ヒグマ等の被害防止対策の強化、トド・アザラシ等の被害防止対策の強化、道道の整備促進、公立高等学校における少人数学級の実現による一律的な高等学校の統廃合の回避など8項目のほか、国と道への特別要望として地域医療体制の充実を求めた。
 宗谷合同庁舎で開かれた北海道への要望会で工藤市長は「期成会として要望項目をまとめさせて頂きました。よろしくお願いします」などと述べ、清水目振興局長に要望書を手渡した。

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