時の話題 「名状しがたい人生」
「諦めないで一日一日 とにかく力を尽くすことが夢につながる」車いすテニス界のレジェンド国枝慎吾さんの言葉である。昨日立ち寄った信金本店に置いていたTKCビジネスニュースに掲載してあった。
QRコードの動画でやり抜く力をつけるための3つの習慣として①明確な目標を持っている②成功できると信じて努力を続ける③意志の力に限界があることを知っている―を挙げ実行・継続することを説いている。
目標を持ち完遂できることを信じ切磋琢磨することと、とはいえそう信じ努力しても強靭な意志だけでは成し得ない理不尽な世界が存在することを表していると筆者自身は読み解く。理不尽な世界が俗に言われる「運と不運」なのであろう。
国枝さんのようにメジャー大会完全制覇、五輪で優勝しても人智では表現できない勝負の綾がある。功成り名遂いだ国枝さんが敢えて言及するというのは人の一生の不可思議さを物語っている。レジェンドの思考など想像できない凡人の私達にとって更に理解不能な事とは言えようか。
TKCニュースの裏面には天気や気圧の変化で自律神経のバランスが崩れることで生じる体の不調「気象病」に対処する日常生活について①朝食をしっかり摂る②軽い運動をする③湯船につかる④睡眠リズムを整える―ことの大切さも列挙。
個人的には至って常識的な事と思わぬでもないが、何もなく日常生活を送るのは生易しいものでなく、真面目でも不真面目でもサイコロの目のようになる運・不運は名状しがたいものがある。