上見稚内労基署長が抱負 労働者と事業者の力に
4月1日付けで稚内労基署長に着任した上見和邦氏(55)は「働き方改革で労基署の役割が変わってきており、労働者と事業者双方の力になりたい」と抱負を述べた。
上見署長は釧路市出身。北海学園大学法学部法律学科2部を卒業後、函館労基署を振り出しに岩見沢副署長など歴任。前任は函館労基署長。
稚内は初めての勤務となるが「最初風が強く驚きました。釣りや旅行が楽しめる良い所と聞いているので自分なりにエンジョイしたい」と話していた。
業務の中では、労働災害による死亡事故の現場が記憶に残り安全対策の徹底と向上により一層努めてきたと振り返り「発ガンするのが数十年先になるとも言われるアスベスト対策は気を緩めることなく行いたい」と話していた。
来年度から建設、運送業、医師が働き方改革により労働時間の上限規制が適用される(24年問題)ことから周知徹底したいとし、管内では昨年、7年ぶりに死亡災害がゼロだったことに触れ「継続していけるように労働災害防止に尽力して行きたい」と話していた。
趣味はドライブや釣りなど。「初めての宗谷なので温泉巡りをしたい」