稚内地方が今夏一番26.9度　あすも暑く熱中症予防を

　宗谷地方は３日、高気圧に覆われ快晴となり管内全ての１３地点で２５度を超える夏日を記録。稚内（開運）は今年最高気温となる２６・９度まで上昇し、市内の幼稚園などで子供たちが水遊びをして涼を求めていた。
　稚内地方気象台によると、午前７時過ぎには２０度を上回っていた開運は午前１１時５２分に２６・９度まで上がり、８月２８日以来６日ぶりとなる今年３回目の夏日を記録。声問は午前１１時半過ぎ、真夏日に迫る２８・４度まで上がり２日連続の夏日で今年の最高気温を更新した。
　正午までに豊富２９・６度など管内６地点で今年一番の暑さとなり２８・４度まで上がった礼文と２８・６度まで上昇した利尻町沓形は９月としては観測史上最高気温を更新した。
　炎天下、稚内幼稚園もぐもぐ保育園の３～５歳児までの子供たちが、外に出て水遊び。友達同士や先生と水を掛け合い「涼しくて気持ちいいね」と大はしゃぎしていた。
　ノシャップなどの前浜ではコンブ漁が行われ、恵比須地区の漁師は「この日差しだと早く乾燥が進む」と汗だくになりながらコンブを干していた。
　北上中の台風９号の影響で暖かく湿った空気が入るため４日にかけては湿度が高く日中の気温は２６度を予想している。気象台は最低最高気温ともに平年より５度前後高く、熱中症予防のため小まめな水分補給を呼びかけている。