柔の道を教わる 講道館主催講習会に次代担う若者らが受講
柔道の総本山・講道館の鮫島元成指導部長道場良久参事を講師に招いた青少年育成講習会が10日、緑体育館で開かれ、参加した柔道をする人たちが基本技や心得など学んだ。
柔道家の嘉納治五郎氏(故)が創立した講道館では、全国各地で日本の将来を担う青少年たちに柔道を通した心身の育成など目的にした講習会を開いている。稚内では、稚内柔道少年団が日本最北端の柔道少年団としてTVで紹介されたことが講道館の目に留まり、初開催されることになった。
稚内はじめ、留萌、旭川などから小学生~大人まで60人が参加し鮫島部長らから受け身や投げ技の基本に加え「真の柔道家になるためには相手を尊重する気持ちを大切にし日常に活かして行かなければならない」と心構えも学んでいた。
柔道歴6年の杉山春樹君(東中2年)は「基礎を学ぶ良い機会になり、とても勉強になりました」と話していた。
稚内柔道連盟の藤原回向会長は「講道館の指導は子供たちにとって一つの励みとなるでしょう。これを契機にけい古に励んでほしい」と話していた。