時の話題 「選挙戦へ」
4月の統一地方選挙に向け各陣営が動き出している。今週19日には道議5選を目指す吉田正人後援会が事務所開きし、ここまで対抗馬擁立の話はないものの、選挙戦に向け臨戦体制を敷く。
市長、市議選とも動きが出てきており3選目指す工藤広氏の陣営もそう遠くないうちに事務所開きする段取りにはあろう。
旧年中は対抗馬の噂さえなかったが、新年早々、俄かに40代の民間会社稚内営業所長が立候補するむね伝聞され、強い風とは言わぬも風が出てきたのは確かか。
市議選は現行定員(18人)のまま4月の選挙に雪崩れ込むようで現役16人のほか新人も数人、そして今年は元職の出馬が実しやかに流布されている。
筆者の許にもTさん、Kさん2人の現職が訪れ立候補表明に近い挨拶をしており、小紙の正月号の「無投票の公算強く」は外れそうな雲行きになってきている。
以前から何度も小欄で指摘しているよう無投票で市民の代表者(市長、議員)が決まってしまうのは甚だ宜しくない。選挙という洗礼を受け、当選した方は謙虚かつ見識高く政治を司らなくてはならないのだから。
稚内の状況はというと、人口減は止まらず昨年の漁業が良かっただけに反動が懸念され行方は不透明である。
市長や議員諸氏の手綱さばきに命運が握られているのは確かなことであり、選挙戦では大いに稚内という町をテーマに論戦を交わしてほしいものだ。
若い人の立候補期待されるもベテランの手腕への期待も大きい。選挙は3カ月後だ。