振興局が29年度市町村決算集計 地方債減り積立金増加も

 宗谷総合振興局は平成29年度の宗谷管内市町村の決算概要をまとめた。
 10市町村総体の普通会計決算額は歳入811億5700万円(前年度795億7900万円)、歳出795億2300万円(同776億3800万円)で16億3400万円の黒字。繰越明許費など翌年度へ繰り越すべき財源6800万円を差し引いた実質収支は15億6800万円の黒字となった。実質収支は10市町村とも黒字となった。
 歳入は、普通交付税が大きく減少したものの、市町村民税の増加により3億5500万円(前年度比4・0%増)増えた。
 歳出は、公債費は普通建設事業実施の際の借入した地方債償還完了により減少したものの、投機的経費の普通建設事業費が学校の建て替えなど大型事業の増加により8億5800万円(同6・1%増)増えた。
 地方債残高は780億3600万円と、14年連続し減少しており前年度から1・1%の8億9600万円減少した。稚内市は235億7900万円(同3・3%減)。
 一方、積立金は318億1千万円と前年度末から2・9%の8億8900万円の増。稚内市は31億1500万円(同4・3%増)。
 健全化判断比率で実質赤字比率、連結実質赤字比率とも管内で赤字が生じている市町村がないことから算出されないが、実質公債比率は管内平均し10・9%。全道平均の7・3%を上回っている。稚内市13・6%。
 振興局はこの決算について、地方交付税や国庫支出金の動向が市町村の財政状況を大きく左右しており、実質公債比率は地方債借入額の抑制により減少傾向にあるものの、全道平均を上回る水準にあり、今後も健全な財政運営を継続して行く必要があるとしている。

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