ドローンで実証実験 医療機器卸売会社 稚内・利尻・礼文間で

札幌の医療機器卸売事業会社「竹山」などが7日、ノシャップ寒流水族館裏手駐車場を離着場所に医療機器を積んだドローンを利尻、礼文島に輸送する実証実験を実施した。この区間として初の取り組みに同社は「今回の実験を踏まえ、今後の運用モデルを確立していきたい」などとしている。
利尻、礼文などの離島は気象的、地理的に災害などが発生した場合、医療機器などを安定して届けることが課題となっていることから、離島での持続可能な医療物流体制の構築に向け、ドローンによる安全運航や管理体制を検証する取り組みとして実施したもので、AED(自動体外式除細動器)などを積んだドローンは7日午前9時45分、水族館裏駐車場から利尻に向け飛行した。
巡航速度90㌔、最大110㌔の走行が可能なドローンは稚内を出発し34分後の午前10時19分に利尻に到着。その後、利尻〜礼文、礼文〜利尻の実証フライトを行い、各地点にいるスタッフが利礼両島の医療機関に医療物資を搬送し、午後0時半に利尻を出発したドローンは27分後の午後0時57分に稚内に戻った。
離島地域の新たな輸送手段として期待されるドローンの実用化に向け、同社の石井和明営業本部長は「未だクリアしないといけない課題があり、実証実験を繰り返し、安全を確保しながら信頼いただける実績を作っていきたい」と話していた。


