「10万年周期で寒暖差あるが」 極地研 伊村副所長の講演会

南極観測70周年を記念し、国立極地研究所の伊村智副所長を講師に招いた記念講演会が30日、市立図書館で開かれ、南極観測のあゆみなどについて講話した。
南極観測70周年記念事業の一環として開かれた講演には、市民30人が参加した。
伊村副所長が「70年の時を超えてつなぐ夢と環境の未来」と題し講話した中、日本は接岸不可能とされた場所に昭和基地を建てたことから、オーロラ観測に適し、近場には隕石の集積する場所があり周りに観測基地がないこともあって研究データは重要なものになっているなどと話した。
10万年周期で寒暖差を繰り返している地球の気温だが、現在は過去のデータより温暖期間が長引いていることから何らかの影響を受けているとし「南極にある氷床を掘削し、空気を封じ込めた氷から100万年前までの空気を分析することができ、過去を知ることで将来の予測データを集めることが出来る」などと地球環境に関して重要な任務についていることについて紹介していた。

