被災地でコーヒー提供 熊本地震支援 富磯小の青木聡先生

 富磯小教諭の青木聡さん(26)が夏休み期間、7月28日に発生し最大震度7を観測した熊本地震の被災地を訪れ、被災者に趣味のコーヒーを振る舞った。現地の人から「震災後初めてのコーヒーで有り難い」と感謝され稚内に戻った青木さんは「一日も早く日常に戻れるよう願っています」と語った。
 夏休みに入る前、今年春に買った旧式のジムニーで九州旅行を計画していた青木さんだが、震災発生により予定を変更し8月3日に稚内を発ち、函館からフェリーで青森に上陸後、九州を目指し今月10日に熊本入りした。
 予備自衛官補でもある青木さんは震災後、直ぐに災害支援で熊本行きを考えたが、一定の訓練を終えていなかったことから今回は自衛隊員として、災害支援には参加できなかったものの、ボランティアとして被災地の自治体に支援活動を問い合わせたところ、水を使えない地区が多くあり被災者20人ほどが避難していた八代市の文政小学校で大学時代から趣味だったコーヒーを振る舞うことを決め、避難者に熊本で買ったコーヒー豆でアイスコーヒーを提供した。
 被災地は毎日のように30〜35度以上の猛暑の中で避難生活を強いられ、全国から駆けつけたボランティアが支援活動する中、被災者やボランティアの人達に冷えたアイスコーヒーを提供し喜ばれた。
 稚内から熊本まで往復5400㌔を走った旅に「行って良かった」と振り返った。
 富磯小に勤めて今年で2年目になり、3・4年生担任の青木さんは「今の学校に、もし津波がくれば被災する可能性だってある。僕が現地で見た被災地の状況を子ども達に伝え経験したことを活かし災害に備え何ができるかを子ども達と一緒に考えていきたい」と話していた。