医師など人材不足続く 國枝市病院長 慶大生の質問に答える

 地域診断で課題解決策を提案しようと来稚している慶應義塾大学生が24日夕方、市立稚内病院を訪問し、國枝保幸院長にインタビューした。
 17日から来稚している大学生12人は、地域の様々な課題解決に向け提案するため、住民や各業界の人から聴き取りを行っている。
 國枝院長へのインタビューでは、学生から病床を減らしHCU(高度治療室)が設けられることについて、國枝院長は、病床削減について公立病院であることから民間と違い、元々黒字にするのが難しく全国でも同じような状況。経営コンサルタントと病院再建へのに取り組んでおり、その過程で病床の削減が出たとした。
 医師不足の取り組みなどについて、新臨床研修医制度が始まったことで様々な科が撤退したが、研修医が戻り少しずつ固定の科が増えている現状に「初期研修医に人気の病院になっているが、医師不足の状況は変わっておらず、人材不足はまだまだ続く課題です」と語っていた。
 こまどり病院の閉院による患者の受け皿や看取り体制などについては「地域包括ケア病棟を作ることで、こまどり病院にいたADL(日常生活動作)が落ちている人や施設入居待ちの人を入院させるようにして収益の改善を図りたい」などと答えていた。