時の話題 「メグマ沼の木道」

 先日、観光ガイド事業所「サウダージ」主催の東京からの旅行者夫婦をメグマ沼に案内するガイドツアーがあり、同行した。東京直行便で来市した夫婦は最初にメグマ沼に立ち寄った。
 都会での人があふれ高い建物に囲まれての生活に夫婦は「都会には無い見渡せる景色が素晴らしい」とメグマ沼の木道を歩き語っていたが、老朽化で破損した箇所が多い木道は、空港側入口から延長450㍍先までしか散策できず、沼近くまで行くルートは壊れた木道が修復されていないため立ち入り禁止となり「せっかくなら沼近くまで行きたかった」と残念そうな様子を見て、地元民として歯痒さを覚えた。
 メグマ沼は稚内空港ターミナルから歩いて10分の所にあり広大な湿原に囲まれている。湿原内には約200種類の植物が自生しており昭和47年に道自然景観保護地区に指定され60年には道自然100選で第16位に選出された景勝地である。
 観光シーズンに入り最近は東京直行便で到着した旅行者やレンタカーで稚内入りした観光客がメグマ沼に立ち寄り、植物鑑賞やバードウォッチングをしている姿を見かける。稚内空港から近いという立地もあり、ホテル関係者は「朝、チェックアウトして飛行機の出発前に時間をつぶすのにメグマ沼散策が旅行者に喜ばれている」と話す。
 3ルートある木道全てを修理するには予算もかかるが、費用対効果で判断するのではなく、メグマ沼木道が稚内観光に欠かせないという観点から沼に通じるルート一本だけでも直してほしいものだ。