時の話題 「環境変化への手法」
地球温暖化の影響なのだろう。海洋環境の変化に伴い魚の水揚げがこの秋、道内の各港で激減している。
北海道の海は魚の宝庫だったが、この数年獲れる魚介が減っている。秋季の大宗サケは道内沿岸に寄らなくなりオホーツク海~日本海沿岸の漁獲は、不漁だった昨年を下回る数まで落ち込む。
サケばかりでなくサンマもイワシ、更にはスルメイカも著減し漁家などだけでなく観光にも大きな影響を与えている。
過日、稚内でジャズライブした坂田明さんは広島大水産学部を卒業しミジンコの研究者としても知られ、演奏の間の話で、日本海側でのニシン漁の話や宗谷岬でタコ漁に従事した話をしていたが、そのミズダコも今年、不漁で、スーパーでの値段が高いこと。需給の法則でサケも魚介は何もかも高く物価高に拍車を掛けている。
素人が海の資源について論じるのは甚だ不適切だが、この魚介生産の不振はスポット的に好漁の年あろうが今後も続く可能性が高いといえよう。
長く水産業が稚内の経済を支えてきたものの、方向性の転換が求められており、ホタテや利尻両島のコンブのよう養殖事業でしか生き延びることができないのでないのか。
少子高齢化に相俟って基幹産業の水産業の衰退はこの街の様子を劇的に変えつつある。土着の市民が減り寂れる状況に指を咥えるしかないのか。若い世代の覇気を求めたい。皮相をなでるような行政では変革はなく英智を持った若者と的確なアドバイスをできる熟年者がおれば再生も有り得る。


