「中金との約束あって」 増田氏 理事長辞任に至る経緯語る

稚内信金の増田理事長は18日、記者会見を開き、30日付で退任することについて「優先出資発行が予定通り完了する見通しが立った機会に経営体制を変えるべきというのと、信金中央金庫と協議する中で経営体制を変えることが約束事の一つでもあり履行する」などと理由を述べた。
増田理事長は、あくまでも財務上の会計上の理由で必要に合わせやることをやったとし「優先証券を発行するのは望ましいことではなく、その結果として当然経営責任は生じる」などと話した。2021年の超長期国際の購入には「財務上の事情があり、副作用が強いのを覚悟し劇薬を使用した。オペレーションは赤字決算を回避するという大きな目的があった」などと述べた。
優先出資発行に至る超長期金利の上昇については「更に大幅に跳ね上がるには外部要因が無ければならず、今の金利はそう長くは続かない。財務上の状況が改善されれば、6〜8年で返済の段階に至る」などと見通しを話した。
理事長としての20年間については「良いことも悪いことも今回のことに尽きる。経営者としてやることきちんとやってきたが、全て望んでいない結果となり副作用が表面化した」とし、50代で理事長に抜擢されたことには「圧倒的な存在感だった井須元理事長のあとの役目を受けなければならない時が来るのではと意識していた。あっという間の20年間でした」などと振り返った。
後任の田辺専務や職員には「有価証券の一部の問題であってクリアすればいつも通りになる。問題があると不安に駆られることは避けようがないが、日々の仕事をしっかりやるよう日常を保ってもらいたい」などとも話していた。


