実家拠点に再生の街づくり ガウディ研究第一人者 田中氏来社し熱く語る

スペインのバルセロナにあるサグラダ・ファミリアを手掛けた建築家アントニ・ガウディの研究で知られる稚内出身の田中裕也氏(73)が稚内プレス社を訪れ、「実家(稚内駅近くのそば屋)をアート館にし稚内の若者が集い、ゆくゆくは北防波堤ドームを核にしたマチづくりをして行きたい」と故郷への思いを熱く語った。
60年以上の事になるが、現在、札幌で弁護士をする長兄の影響を受けプラモデル作りが幼い頃から好きだったと言う田中さんは、国士館大学建築学科卒業後バルセロナ工科大学に国費で留学し、40年以上に亘ってガウディの建築物を自らの手で実測し、サグラダ・ファミリアの立体的断面図の作成に取り組むなど調査・研究を今までも行ってきた。そのリテール図は「ガウディー・コード」とも言われている。
浜森辰雄元市長が存命の頃から「稚内を再興したい」との思いがあり2001年には稚内でまち作りフォーラムを開催し、歴史的建築物を残す事業の第一弾として沖底漁華やかしの頃の瀬戸常蔵邸を稚内の歴史的建築物とし2013年、稚内で初めて国の有形文化財登録に寄与した。
田中さんは熱く自らの人生を語る中、「ピークから半分の2万9千人まで人口が減ってしまったが、市民皆で考えれば何かが生まれるかも知れない」と話す。
「私がそうであったように好奇心さえあれば住んでいる人が楽しいと思えるようなマチづくりが出来るはず」と声を大にし話す。
実家の旧天北庵だけでなく一帯を巻き込む格好で稚内を再興させるゾーンを構築できれば「私の夢も可能になるだろう」と語っていた。


