時の話題 「沈思する頃合」
けさの読売新聞「こどもの詩」に、「なぞのおへんじ」と題した小学1年男子の詩が載っていた。
おさけはへんじするのがすきなんだとおもった
はいぼーる
れもんはい
ちゅうはい
返す平田俊子さんの感想がすばらしい。「みんないいお返事。お酒は素直なのでしょうか。
読者の皆さんがどう感じるかは知らないが1年生なりの率直な感じ方は勿論、答え役の平田女史の洞察力に相まった懐の広さには今回だけでなく、いつも感服している。
筆者は朝日、読売の全国紙と道新、日刊宗谷を毎朝、読んでいるが、記事、論評は別にし「子どもの詩」など挿絵的コーナーが好きで、とりわけ子ども達の感性に驚かされることが間々ある。
三つの〝はい〟が付く酒類を返事と理解した小1のお子さんには脱帽するが、平田さんの感想には脱帽を通り越え神の領域ではないのかと崇拝している。
このコーナーのために4千円近い購読料を払っていると言ってもある意味、過言でなかろう。
小説家くずれの書き屋として読者の胸に残るような文章を書きたいと願っているが、数行で人の胸を打つ領域には未だ々々足りないようだ。
生きるのに欠かせない食料品と違い文学など芸術はさほどのものでない思いがちだが、一人でも二人でもいいので感動を与えられればと常日頃思っており言い代えれば砂漠の中のオアシスになるよう努め執筆している。
沈思する秋の朝に思った次第である。

