時の話題 「子供は大らかに」

 スクールガードをし1学期終業式の24日の登校時、「きょうが(1学期の)最後だね」と声掛けすると子ども達は目を輝かし「ハイ」と言って通り過ぎる。寒い日も雨が降る日もある3カ月余りだったがそれぞれ事故もなく通い詰めた。
 「御苦労さん」と頑張りを称えるのとは別に1学期を無事終了したことに親御さん始め先生たちは安堵していることだろう。
 恵比須3に住み近くにあった斎藤商店のカッチャンと共に家を出るも、子どもが多く学校に近付くにつれ集団になっていた。何か話し合いながら勝手知ったる道を歩き学校に向かっていった。
 今のように自動車が多くなく、さほど安全に注意しながら登下校することはなかったが授業と掃除を終えた下校時の行動は自由気ままで海や山で遊びながら家路についた。それこそ子供たちが自由闊達に羽を広げていた。
 あれから60余年。社会は変わった。規則に縛られ秩序立ってしまい学校では集団が重んじられるも学校から離れると友達(人間)関係よりもゲームなど一人遊びを大切に個々の人間性が尊重される時代になった。
 人間尊重は素晴らしいことだが、学校以外の集団活動は野球や吹奏楽など部活に限られ界隈の遊びに昔のような鷹揚さはなく窮屈な現実を強いられているのが今の子ども達でなかろうか。
 子どもの頃の遊びが創造力を膨らませ大人になり生きてくると信じている筆者は遊ぶ事から体得する不真面目さを奨励している。苦労はお金を出してでもせよ―とに通じる処世術ではないのかな。