漏水で課題浮き彫りに 市議会総経委 水道管経年劣化など
市議会の総務経済常任委員会が22日、市役所大会議室で開かれ、6月に緑4と沼川・天北地区で起きた水道管の漏水について質疑があり、地上か地下からの問題があるにしても460㌖もある水道管の点検に1年で30㌖しか出来ないこと▽AIや人工衛星を使った点検法でのコスト高―など多岐に亘った課題が浮き彫りになった。
1時間近くに及んだ質疑の大半は千葉一幸議員(志政会)と橋本健二水道施設課長の間で行われた。
6月17日の緑4地区の漏水では住宅710戸だけでなく、漏水箇所からは離れているが南小トイレが使用できなくなり受水槽(タンク)の有無も問題になった。南小では向いにある南地区活動拠点センターに支障が無かったことから事無きを得たが、危機管理の脆弱性が指摘された。
漏水原因について水道管の経年劣化か管をつなぐパッキングの劣化か確証をつかめなかったものの、「パッキングの寿命が短いこと」(田中建設産業部長)が指摘され、土中にある水道管の漏水事故への対処の難しさが議会と市側ともに共有された。
年に30㌖に及ぶ既存水道管への点検では、地上から特殊な機器での点検を行うなどして水の安定供給に努めているものの、地上で漏水を確認できれば比較的迅速に復旧工事を行うことができるも地下漏水は時間もお金もかかる状況にあるとした。
令和3年~7年までの漏水は139件あり復旧費用が100万円超のものは90件あり、その中で一番高額だったのは368万5000円だったとの報告も安藤秀明議員(日本共産党)の質問で明かになった。
同委員会では稚内市災害備蓄計画の改訂▽災害時のペット避難ガイドライン策定について市から報告された。

