時の話題 「看護の日に当たり」
日本の看護師草創期を描いたNHKの朝ドラ「風、薫る」が4月から放送されている。
出勤時間の朝なのでドラマの内容は断片的にしか知らない。明治という時代背景もあってナイチンゲールを目指そうとして苦難の道は想像できる。
そのナイチンゲールの誕生日である5月12日を「看護の日」と定め前後一週間を看護週間として全国的にイベントが展開される。彼女は英国人で裕福な家庭に育ち1854年のクリミア戦争で戦地に赴き負傷兵に対する天使のような働きぶりに称賛の声が寄せられ終戦後は看護学校を創設するなど生涯に亘り医療と看護の改革に尽力した。
稚内には稚内高校に衛生看護科があり平成5年からは専攻科を開設し同14年から看護科・専攻科の5年一貫教育となり修了生は市立稚内病院に就職するなど看護医療で重要な役割を担っているが、この数年は入学者が定員の50%程度しかならず、加えて途中で退学する人も多く市立病院は慢性的な看護師不足に至っている。
医療にとって大切なマンパワーは医師と看護師であり、医師の確保に首長らは奔走しているが、看護師に関しては埒外とばかりに学校と医療機関任せのようで、ここはしっかり確保できるよう努めねばなかろう。
人口が減り続ける当市にとって医療の充実は喫緊の課題といえ解決できなければ更に住む人は減る。年金暮らしの人の一部が医療の充実した札幌や旭川への転出が多いのも事実であり、医師と看護師をセットにした募集行脚実行が急がれているのは論を俟たない。


